インディケータ―の正しい使い方


「インディケーター」とはテクニカル分析に活用する指標のことでありトレンド系オシレーター系の2種類があります。

トレンド系に代表されるインディケーターはこんな感じです。

・単純移動平均線

・指数平滑移動平均線

・エンベロープ

・ボリンジャーバンド

などなど

オシレーター系に代表はこんな感じです。

・MACD

・ウィリアムズ%R

・RSI

・RCI

などなど

これらインディケーターは各々に固有の使い方があり、代表的なものとして、移動平均線がゴールデンクロスしたら買い、デッドクロスしたら売りがあります。

「ゴールデンクロスって何?」という方が調べてみてくださいね。

インディケーターの使い方は単純なものが多く、はじめてインディケータ―を学ぶと、

テクニカル分析にどんどん活用したくなります。

「インディケータ―をマスターしたら簡単に勝てるんじゃね?」

こう考えるわけですね。(私もその1人でした・・・)

が、この考えは禁物です。

それはインディケーターの動きは「価格の動きに追従して決まる」からです。

つまり価格の後を追いかけてくるということなので、

インディケーターの指示に従ってトレードした場合、

すでに利益にできる価格の動きが終わっている可能性が非常に高いんです。

ゴールデンクロスが出たから買いだと思っても、

そのシグナルが出た頃にはトレンドが終了してるなんてことは頻繁にあります。

こんな感じです。15分足チャートです。

インディケータ―の正しい使い方1

 

赤の縦ラインがゴールデンクロスのポイントなんですが、

明確に確認できるころにはガッツリと価格が伸びてしまっていることがお分かり頂けるかと思います。

そのため、インディケーターはあくまでテクニカル分析の補助として使うのが一番です。

この理解なしにトレードで利益を上げることは不可能だと思ってくださいね。

よく色々なインディケーターを組み合わせてお互いの足りない部分を補うみたいな考えもありますが、

判断する材料が多くなり逆に迷うだけなのでこちらもおススメしません。

(もちろんこの手法でガッツリ稼いでいるトレーダーもいるので全否定をしているわけではありませんが・・・)

テクニカル分析において最も大切なことはプライスアクションを把握することであり、

プライスアクションの後押し(補助)としてインディケーターを使うのが正しい使い方です。

そのためその気になればインディケーターなんてなくてもトレードはでき、

かつ利益を上げることは十分に可能です。

私の場合、

ボラティリティを視覚的に判断しやすくするためにボリンジャーバンドのみ表示していますが、

トレード根拠としてはほぼほぼ使ってないですねw

インディケーターに頼る前にまずはプライスアクション把握のスキルを磨いていきましょう。

ちなみに先ほどのチャートの同じ時間帯を4H足で見るとこんな感じです。

インディケータ―の正しい使い方2

青く囲った部分が15分足の動きなんですが、

レジスタンスラインに差し掛かった部分だったんですね。

レジスタンスラインやサポートラインの原則は価格が反発していくポイントなので、

「ゴールデンクロスしたから買いだ!」はこの場合であれば愚策であることが明らかですね。

 

インディケーターの使い方の正しい理解は教材選びにも活用できます。

インディケーターはテクニカル分析の補助として使うものなので、

インディケーターがメインになっている教材や色々なインディケーターを組み合わせている教材は、

トレードの本質を学ぶには適さないものがほとんどなので、

これら教材はスルーしていきましょう。


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